ITSR (ITサービスレコーダー)の提供サービス
ITSRについては、別タグで [ITSRのページ] にまとめてあります。このページでは、概要について記述します。
1.ITインフラーサービスの運用状況の記録
クラウド時代になり、ITインフラ構成は複雑になりました。企業活動のITの利用は業績に大きく影響するようになり、ITサービスが問題なく利用できていることが増々重要になってきました。
しかしながら、現状では、昨日のITサービスがうまく動作していたのか、していないかのエビデンスがありません。
また、ITインフラの中に潜在故障がある場合には、一番肝心な時にサービスを利用できないと言うリスクがあります。
自動車にドライブレコーダーがあるように、ITサービスがうまく利用できているかどうかの記録が必要です。
ITサービスレコーダーは、ITサービスが問題なく動作していたかどうかの過去の記録を残します。
残された記録を元に、トラブルの兆候を発見し、トラブルを事前に回避できるように、「予防保全」に貢献します。
使えば使うほど品質が良くなる仕組みを提供し、ITサービスの運用業務を変革します。
2.ITSR サービス提供形態
1.基本サービス
お客さまのネットワーク内にEEC(End to End Checker) を設置します。
クローズなお客さまのネットワーク構成において、通常はEECをセンタに1台設置します。お客さま環境により拠点に1台設置する場合もあります。
(1)常時監視サービス(EECの貸出)
監視したいネットワーク機器、サーバをEECに登録し、常時監視サービスを提供します。
アラートが発生した場合には、メールにて、お客さまに通知されます。
【監視内容】
① 死活試験 (ping)
② ポート試験
③ http, https 試験
④ nameによる試験
①~③は、ipアドレスの指定の他に、name での指定の試験が可能です。
⑤ 閉域外サーバの試験
⑥ 機器の帯域利用情報の入手
⑦ Router, サーバの syslog監視
(2)アクションレポートサービス
アクションレポートは、ITサービスの品質を向上させていくためには大変重要です。
エンドユーザさまからの申告の前に、ITインフラの不具合を発見し、改善を続けるため、3カ月に1回、レポートをお客さまに提出します。
「アクションレポート」(別タグ)のページもご参照願います。
(3)オンラインクリニックサービス
3カ月に1度のペースで、電話会議または、ビデオカンファレンスにより、アクションレポートのご説明を行います。
(必要により、訪問してのご説明も行います。)
・ITインフラサービスの安定した提供のため、アクションを計画し品質を更に向上させます。
・特に問題が無いときでも、閾値を見直し、悪いもの(拠点、機器)の5%を常に改善するようにします。
2.追加サービス
カスタマイズ試験の中から、お客さま環境に合うものを追加でセットします。
(1) パケットキャプチャー
(2) 4Webサイト比較
(3) 突発トラヒック見える化
他のお客さまで追加したカスタマイズ試験も、必要により、追加サービスとしてご提供します。
お客さまの要望には、柔軟にご対応しますので、お気軽にお声がけ下さい。