[0] LAN内機器繋がり見える化
[1] 「LAN内機器繋がり見える化」機能のTop画面
[2] 「1.「IP MacAddress Port の対応」の変化ログを検索します。」
[3] 「2−1 最終試験時の 「IP, Mac, Port, 追加Port, Vender, Memo の対応表」を表示します。」
[4] 「2−2 現時点の「IP, Mac, Port, 追加Port, Vender, Memo の対応表」を表示します。」
[5] 「3.現時点の「Arp table, Mac table」を表示します。」
[6] 「4.Mac address と Memo 対応表を表示します。」
[6] まとめ
職場のIT環境は変化しており、従来のパソコンに加え、タブレット端末、スマートフォンの利用が増えています。
ペーパーレス化の波で、どの事務所でも、Wifi環境が一般的になりました。
この結果、従来以上にどの端末が今繋がっているかの把握が非常に難しくなってきました。
管理がルーズなると情報漏洩の危険も高まり、セキュリティインシデントに繋がります。把握されていない端末がLANに接続されていないかを知ることは情報システム部門の仕事として非常に重要です。
「LAN内機器繋がり見える化」の機能により、今まで分からなかった、LANへの機器の接続状況を把握することができます。
不要な端末の接続を瞬時に発見すると共に、エンドユーザ様からの問合せにも的確に回答できるようになります。
1.「LAN内機器繋がり見える化」機能のTop画面
本機能のTop画面を次に示します。
以下、それぞれの機能について詳細に説明を行います。
2.「1.「IP MacAddress Port の対応」の変化ログを検索します。」

EEC(End to End Checker:ITSRにて情報を集める機器)は、定期的にL3スイッチ、L2スイッチから情報を入手しています。機能1は、その入手した情報の差分データを表示する機能です。
以下、表示例を示します。 IPアドレスとMacアドレスは、実際のアドレスを変更しています。
↓画像をクリックすると拡大します。戻るときは、ブラウザの戻る機能で戻って下さい。

青色は、その時刻にL3 arp table に機器情報が発生したことを示しています。
赤色は、その時刻にL3 arp table から機器情報が消滅したことを示しています。
MacVender欄は、MacアドレスからVender名を抽出しています。不明端末が繋がれている時等の調査時に役立ちます。
Memo欄は、お客様の方で自由に使うことが可能です。細かい識別を行う時にご利用下さい。
機器の絞り込みも可能です、絞り込み検索の枠に、BさんのPCの macアドレス ”2880.2305.0022”を入力して検索した例を以下に示します。
絞り込み検索を行うことにより分かり易い表示となります。
↓画像をクリックすると拡大します。戻るときは、ブラウザの戻る機能で戻って下さい。

Bさんは、8:20前に出社し、9:50前に、一旦外出(または離席)等されたのが分かります。
また、13:50前ごろに席に着き、更に、16:22前ごろ外出し、その後は席に戻らなかったと推定できます。
絞り込み検索の例をもうひとつ示します。AさんのPC(Wifi)の macアドレス ”203c.ae73.0011”を入力して検索した例を以下に示します。
↓画像をクリックすると拡大します。戻るときは、ブラウザの戻る機能で戻って下さい。

L3Port欄の Gi1/0/9、Gi1/0/10 は、Wifiのアクセスポイントが該当します。
端末が接続している、アクセスポイントが変更になっていることが分かります。
このように端末の接続状況を逐次把握することができるため、不明な端末が繋がれたり、問題がある端末の絞り込み等に役立ちます。
「2−1 最終試験時の 「IP, Mac, Port, 追加Port, Vender, Memo の対応表」を表示します。」

実行ボタンを押した例をに示します。 過去、4世代の機器繋がり状況を見ることができます。
「2−2 現時点の「IP, Mac, Port, 追加Port, Vender, Memo の対応表」を表示します。」
実行ボタンを押した例を示します。現時点(
リアルタイム)のL3、アクセスSwitch情報から繋がりを表示します。
「3.現時点の「Arp table, Mac table」を表示します。」
実行ボタンを押した例を示します。現時点(
リアルタイム)のL3、アクセスSwitch情報をそのまま取り出した情報です。
「4.Mac address と Memo 対応表を表示します。」
実行ボタンを押した例を示します。お客様の方で自由に使えるコメントエリアです。管理の効率化のため利用できます。
Mac address をクリックすることにより、修正画面に移動でき、簡単に修正が可能です。
まとめ
本機能は、フレームワーク自体は同じですが、L3スイッチ、L2スイッチの情報の入手方法は、ベンダー機器の種類によって若干異なってきます。
この部分に付きましては、お客様毎にカスタマイズを行い提供いたします。